【全面安?】今日アメリカ人はマーケットの何処に注目しているのか

2018年12月6日のマーケットオープン約1時間前ですが、雲行きは既に怪しいです。

ダウ先物・S&P先物、ナスダック先物等は全面安。


CNBCは今日もダウが400ポイント下がる見込みだと報じています。



"株価下落は継続。マーケットオープンと同時にダウ400ポイントダウンの見込み。CNBC 2018 12 06"


ざっくり言うと、全面安が見込まれる理由(市場の懸念事項)は以下の4点だといいます。


  • ファーウェイのCFOがカナダで逮捕。イランへの経済制裁違反で。
  • 3年債と5年債に逆イールドが発生。
  • 米中貿易問題の公式発表内容が米政府・トランプ個人・中国で微妙に食い違う
  • 今日明日で米雇用統計、貿易収支、ISM非製造業景気指数等の重要指標が立て続けに発表される。経済減速懸念から、「悪い成績」が発表されることを市場が嫌気


ただし2番目の3年5年債の逆イールドについてですが、

通常は2年債と10年債が逆イールドになって一年程度でリセッション入りなので、現在のような3年5年債の逆イールドではリセッションは来ない

と記事の中で報じられています。


4番目の”重要指標の発表”はまもなく始まりますので発表直後の株価の急上昇・急落があるかもしれません。


BライリーFBR証券のアート・ホーガン主席ストラテジストは以下のようにコメントしています。

「今日明日のマーケットオープンと同時に多くの経済指標が情報とともに発信される。それらはネガティブセンチメントになり市場に押し寄せるだろう。」

「(米中貿易問題の進展などの)良いニュースが報じられるまでの間、ほとんどのニュースは(市場を)ネガティブな方向に傾けるだろう。」

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