米中貿易問題90日間停戦のニュースで株価が上昇する理由がよく分からない

"米中貿易問題の一時停戦を受けダウ平均は200ポイント上昇(CNBC 2018.12.3)"


米中貿易問題の一時停戦を受け、2018年12月3日のダウ平均、S&P500、ナスダック等主要指標は上昇しています。しかしベアード証券のブルース・ビットルズ主席投資ストラテジストは、株価が上昇する理由が無いと言います。


「米中貿易問題の90日間の停戦のニュースで株価が上昇する理由が分からない」

「長期的に何か問題が解決しましたか?何も解決していません。」


90日間の猶予期間内に合意に至らなければ、米国は現在関税が10%である特定の中国製品群に対し、関税を25%まで引き上げるとしています。ビットルズ氏によると、これは目先のプレッシャーが除かれただけであり、貿易問題の解決には未だ道のりは遠いとのことです。



バンク・オブ・アメリカのエコノミストであるヘレン・キオ氏は

「明らかに先は長い。しかしトランプ大統領の交渉パターンは機能している。」

と述べました。


またUBSグローバル・ウェルスマネジメント社のマーク・ヘイフェルCIOは以下のようにコメントしています。

「現時点では、市場は好感を示しているようだ。」

「トランプ大統領は今回の対談を素晴らしい出来だったと自画自賛しているが、我々としてはこの問題の解決は簡単にはいかないと考えている。知的財産権に関する交渉は特に。」



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