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【IBM】米アナリスト、IBMを「構造的衰退」と盛大にディスる


米国の株式アナリストがIBMについて、厳しい内容の顧客向けレポートを出しています。


"IBM株は売り。収益モデルが不可逆的な構造的衰退。(CNBC 2018.10.4)"



このレポートを担当したアナリストは財務分析会社のMoffettNathanson社のリサ・エリスです。
彼女は戦略コンサルのマッキンゼーで12年間のキャリアを積んだ後、Sanford C. Bernstein社で株式アナリストを約5年間務め、MoffettNathanson社に共同経営者として移籍し、現在7ヶ月目という経歴の持ち主です。
機関投資家の間で「ナンバーワン・ペイメント & ITアナリスト」に位置付けられており(ペイメント & ITアナリスト:Visa、マスターカードなど決済サービスを提供する企業とIT企業の株式アナリスト)、CNBCの番組にもコメンテーターとして出演する事があります。


この顧客向けレポートの中でエリスが報告した内容は主に以下になります。

  • IBMの収益の大部分が、成長機会の乏しい分野に集中している
  • 経営陣が「企業向け情報技術サービス」頼みの収益構造からの脱却を目指しているが、うまく進んでいない
  • 期待されるクラウド事業はライバル企業に遅れをとっている
  • この困難な状況は今後も続くと見込まれる

これによりエリスは今後のIBMについて「経営陣の数々の戦略については概ね正しいと考えられ一定の支持はするものの、業績回復には現在まで長い時間を要しており、かつ回復可能かどうかが不透明である」と述べました。


IBMの利益に占める成長分野からの寄与割合は僅か25〜30%であり、残りの殆どは「構造的衰退分野」からの利益となっている、とこの記事では述べられています。


エリスによると、この事業ポートフォリオではIBM自身の衰退スピードを遅めることはできても、衰退を止め、回復させる事はできないと結論付けています。


また経営陣は現在の法人向け情報技術サービス主体のビジネスモデルからの転換に苦戦しており、かつクラウド事業はAmazonやマイクロソフトに遅れをとっていると、エリスは指摘しています。


かつてアメリカを象徴する大企業であったIBMにとっては、非常に厳しい内容のレポートでした。このリリースの翌日、IBMの株価は前日比マイナス1.5%と下落しました。


IBMはこのレポートに対する回答を拒否したと、CNBCが報じています。


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