ジム・クレイマー「FRBの金融政策が2019年も引き続き経済停滞を招く」

"FRBが2019年も利上げを予定しており、これにより経済は減速する見通し(CNBC 2018.10.12)"


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ジム・クレイマーが、FRBの金融政策が2019年も引き続き経済停滞を招くので投資家は注意せよと警鐘を鳴らしています。

2019年は3度の利上げが予定されている。もし経済状態が悪い状態であるにも関わらず3度利上げを実行すれば、深刻な経済減速を引き起こす。


また10月12日にJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン CEOが出したコメント*を懸念しているといいます。


*ジェイミー・ダイモン CEOがCNBCのインタビューに対し「米中貿易摩擦など地政学リスクが米国経済を脅かす可能性がある」とコメントした

「株価上昇を予想するのに最も優れた指標は?企業の好決算である。逆に株価下落を予想するのに最も優れている指標は?企業が業績予測を下方修正する事である。今後大量の企業が業績の下方修正を発表し始めるのでは無いかと予想している。」


更に10月10日と11日の下落はリセッションには至らなかったものの(直近の株価から20%下落したらリセッション入り)、その一歩手前まで行ったのはFRBのせいだと彼は述べます。FRBは2007年の金融危機とは同じ過ちを繰り返そうとしているといいます。

「FRBは11年前と同じ過ちを犯している。 当時彼らの経済分析は極めて裏付けの乏しいものになり、本質の外観部分のみを見て「ああ、住宅市場が過熱しているから我々は利上げをせねばならない」と判断した。 すでにサブプライムローン市場は崩壊中だったにも関わらず、だ。 彼らは我々のように分析して手を汚したがろうとはしなかった。

そして今、ジェローム・パウエルFRB議長は同様に経済分析データに興味が無いように見える。 彼にはお気に入りの言い回しがあり、それに固執している」


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ジム・クレイマーはジェローム・パウエルFRB議長の金融政策には猛反発しています。
曰く、「ジェローム・パウエルは経済の実態を見ていない」「現実から学ぼうとしない」「前議長のイエレンが恋しい」と。


少なくともパウエル議長には、米国経済を損ねる政策決定はして欲しく無いと切に願います。

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