どうなる米中首脳会談・その①:シーゲル教授の場合 

"シーゲル教授:「トランプ大統領は米中貿易問題の解決に失敗したら、もう株価の不振をFRB議長のせいにできない」(CNBC2018.11.30)"


アルゼンチン時間2018年12月1日夜(日本時間12月2日朝)、G20に出席中の米中両首脳が夕食会にて対談を行い米中貿易問題について協議するとみられています。



米国株式市場にとって目下最大の焦点となっているこのイベント、シーゲル教授は以下のように論じています。


米中関係が改善されるとの期待は株価に織り込み済み


シーゲル教授


「トランプ大統領はもう株式市場の不振をパウエルFRB議長のせいには出来ない。パウエル議長は自身の利上げ強硬姿勢を幾分か和らげることを匂わせる発言をしたからだ。」


「トランプ大統領にはかつて無い程のプレッシャーがかかっている。彼は自分のせいで2019年の株式市場が弱気相場になるような事態は望んでいない。」




ウォール街のアナリスト達は、この会談で米中貿易問題が何らかのブレークスルーに至るとは考えておらず、それはシーゲル教授も同様だ。しかしアナリスト達が望んでいるのは、これ以上2国間の貿易紛争がエスカレートしないような、ポジティブな対談となることである




シーゲル教授

「米国市場参加者は全員、この問題の解決を望んでいる。なぜなら11月30日の米国株式市場は、この問題がポジティブに解決するであろうという思惑を、既に80%から90%織り込んだ上で上昇してしまっているからだ。


「もし今回の対談が予想とは逆の結果に終わったら・・・市場の失望は相当大きいものになるだろう。」



既に株価は米中貿易問題が少なくとも悪い方向には行かないであろう事を織り込み済みだということです。


気が早いよ・・・!


×

非ログインユーザーとして返信する