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ジェレミー・シーゲル、ロバート・シラー両教授の最新見解(2018年9月14日時点)


2018年9月14日、ペンシルバニア大学ウォートン校のジェレミー・シーゲル教授が、ノーベル経済学賞受賞者ロバート・シラー教授と対談を行いました。


今後の株価及び米経済の見通しについて両教授がそれぞれ見解を述べていますので、内容を確認してみたいと思います。



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シラー教授は現在の強気相場の持続については概ね懐疑的であり、寧ろ相場の加熱に警戒感を示しています。


1. 現在のCAPE(シラーPER)*は33.3倍であり、2001年以降では最高水準にある。

2. 米国は中国との貿易戦争に突入しつつあり、株式市場にとって悪材料だ。

3. 相場の崩壊を予言している訳ではないが、現在のバリュエーションが高すぎるため、これから10年間のリターンは良くないだろう。

4. 企業の好業績はトランプ大統領による法人税削減等の政策に依るところが大きいが、トランプ政権が永遠に続くわけではない上に、そのような政府の方針は往往にして変わりやすいものであり、今後が不透明である。


*CAPE(シラーPER):予想PERは当期単年の予想EPSと株価の比率で算出するのに対して、シラーPERはインフレ調整後の過去10年間の平均EPSと株価の比率で算出する。1929年の世界恐慌時が29倍、2000年ITバブル時が45倍、2007年金融危機発生時が25倍。



対してシーゲル教授は、こう反論しています。

  1. 現在のS&P500のPERは18で2000年ITバブル時に比べれば大幅に割安であり、現在が過剰に割高とはいえない。
  2. 低コストETFの普及により投資家が分散の効いたポートフォリオを保有するために高い手数料を支払う必要がなくなった。これにより投資家は必ずしも市場平均を上回る高いリターンを追求する必要は無くなっている。
  3. 現在の高金利を鑑みるに、株式よりもむしろ現在の債券価格の方が大幅に割高である。


シラー教授は今後の展開に対し弱気の立場であるのに対し、シーゲル教授は強気の立場を取っており、対照的な見解となりました。


個人的には、シラーPERは過去の実績値をもとに算出する指標である以上、未来を織り込む株価のバリュエーションを測る指標としては不十分かと考えます(過去10年ではなく未来10年であればまた違ったものになるとは思いますが)ので、シラー教授の弱気見解にを頭に入れつつも、今後も継続的・積極的に米国株の買い増しを行なうスタンスは変えません。



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原文はこちらのCNNの記事と



こちらのCNBCの記事です。


この対談はペンシルベニア大学ウォートン校の2018年の年次総会における基調講演として行われました。



まだ公式ウェブサイトに対談内容の詳細等がアップされていないので、今回の記事は上述のCNNとCNBCをまとめたものです。


対談のスクリプトが発表され、更新が必要と思われる場合には、記事を書き足していくかもしれません。


なお、翻訳は緊張感を持って行ってはいますが、このブログを書いている主は英語力が少々アレな部分があり、ゴリラをゴリラと直訳したりする場合もあるので、本記事の内容はあくまで参考程度という風に考えて頂けると幸いです。


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