もし2千万円の損失を出したら
もし2千万円の損失を出したら、私の心はその苦痛に耐えられるのでしょうか。
なんでそんな事を考えるかというと、私は2000万円ぐらい米国株式に突っ込んでいるので、なにかの拍子に2000万円全額吹き飛ぶ可能性を、非常に気が進みませんが想定しておかなければならないためです。
いざその時が訪れた際に、心がその痛みに耐えられるように備えておかねばならないわけです。
痛みに耐える覚悟を醸成するために、今回は山崎元氏の「360万円」の考え方を参考にさせてもらいます。
どういう事かというと
- 例えば、資産1000万円の投資家が、相場下落で360万円ほど資産を失ったとします。
- 仮にこの投資家が65歳で引退して95歳まで老後生活を送るとした場合、30年間=360カ月分の生活費が必要です。
- 資産360万円の減少はこの場合、年金などに追加して老後に取り崩して使うことができるお金が「1ヶ月あたり1万円減る」ということを意味します。損失前には老後に1ヶ月当たり例えば10万円の資産取り崩しが可能であったものが、1ヶ月9万円に減るという事です。
これらを前提に自分の想定する最大損失額を360万円で割ります。
つまり想定最大損失額2000万円の場合、2000/360=5万6000円
老後30年の生活資金が「1ヶ月あたり5万6000円減る」という事ですね。
とりあえず覚悟はしておきますが、月6万弱というのは結構痛すぎて耐えられない可能性のあるヤバい金額です。
ただ逆に言えば2000万円が溶けても1ヶ月5万6000円を30年積み立てれば取り返せるということですね?複利効果を取り入れることができればもっと早くに。
まあなんとかなるでしょう。大丈夫、大丈夫。
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想定される最大損失額を再考します。
私のポートフォリオはざっくり言うと、
1. 米国個別株 →全体の4割弱=約750万円
2. ETF(世界株INDEXやS&P500やNASDAQ連動ETF、ブル型レバレッジ3倍ETF、債券ETF等) → 全体の約6割=約1250万円 という構成です
なので、
1.の個別株の最大損失額は保有銘柄企業すべて倒産という可能性はゼロでは無いので、現750万円→0円という変化はありえます。よってマイナス750万円。
2. のETFやインデックスは、リーマンショック級の暴落が再来し、またレバレッジ3倍ETFの最大損失はマイナス97%程度と仮定すると、、まあ色々考えてこれも有事の際はやはりほぼ全額失われるでしょうね。よってマイナス1250万円(雑な計算)。
結局2000万円全額ヤラレるのは覚悟はしておいた方が良さそうです。
あとは、2000万円を失った後に、月々○万円を現金で●●ヶ月積み立てれば再度2000万円に到達する、などというリカバリー案も皮算用しておきます。
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結論
2000万円失っても、何とかなる。というか何とかする。
よって全力投資続行。
あとは「痛み」に耐えて投資を続ける気持ちが萎えないようにする。
きつい稽古を通じて「痛み」に耐える「覚悟」を完成させた、空手家・片岡輝夫氏の言葉を紹介します(「餓狼伝」より)
おしまい ナンダコレ