トランプ大統領「パウエルFRB議長は出来る男だ。だが私は利上げには反対だ。」
"トランプ「利上げは回避されるべき」と発言する傍、「パウエル議長は出来る男だ」とも(ロイター 2018.12.12)"
トラ氏は相変わらず12月11日にも
「もし今月のFOMCでFRBが利上げする事を決定した場合、それは誤った金融政策となるだろう」
「利上げは愚かな事だと思う。」
「我々は貿易紛争の最中にあり勝利に向かってはいるが、金融緩和も必要としている事を理解すべきだ。」
と発言しました。
相変わらずFRBの利上げ姿勢の批判を続けているようです。
「パウエル議長は出来る男だ。 彼は彼自身が最良だと考えていることをやろうとしているのだと思う。 同意はできないが。」
「パウエル議長はあまりにも積極的すぎる。本当にあまりにも積極果敢過ぎる。」
ロイターは
トランプ大統領は中国、そしてもしかするとそれ以外にも起こりうる他国との貿易紛争に対処する時のために、自国の政策金利を低水準に留めておき柔軟性を確保したい考えだ。
と伝えました。
またトランプ大統領はこのままリセッション入りすると思うかという質問に対し
「我々は非常によくやっている。米国企業は特によくやっている。もしFRBが合理的で理論的に行動すれば、米国経済はロケットのように打ち上がると考えている。」
と、FRBが利上げを見送るならばリセッションは起こらないと回答しました。
次週のFOMCで利上げが行われる確率は70%と報じられています。
パウエル議長は利上げをするなだのしろだの世間からああだこうだ色々言われている上、今のところ基本的には嫌われ役を演じる羽目になっています。
FRB議長というのはなんともしんどい職業だなあと小学生並みの感想を持った次第です。