ロイター「FRBが今月利上げを行う確率73%」。ジム・クレイマー「もし利上げ無しなら、市場はパニック」。

”FRBは2019年の利上げペースをスローダウン、またはストップする可能性(ロイター2018.12.10)”


FRBは来週のFOMC(連邦公開市場委員会)で今年4度目となる利上げを発表するとみられています。一方2019年は回数が減る可能性があります(市場の事前予想は「2019年の利上げは3回または4回」)。


ロイターが報じました。


FRBは、労働市場の過熱と好調な経済情勢に呼応する形で、来週のFOMCで利上げをアナウンスする見通しだ。


一方で世界経済減速の兆しと米国株式市場の直近2ヶ月間のボラティリティの上昇を考慮すると、2019年の利上げはペースダウンまたは実施されない可能性がある。



ゴールドマン・サックスのエコノミストは、2019年3月の利上げは回避されるかもしれないと予測している。


元々ゴールドマン・サックスは2019年は各四半期ごとに1回ずつ、計4回の利上げを予想していた。


しかし同社のエコノミストであるジャン・ハッチウス氏は12月10日(月)の顧客向け書簡で「2019年3月に利上げが行われる可能性は50%未満である」と述べた。



ウォール街のトレーダーの間では、今月利上げが実施される確率は73%と見込まれている。



今月は利上げが実行される見込みですが、来年一発目(3月)は無いかもしれません。




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一方で、ジム・クレイマーはもしFRBが2018年12月の利上げを「行わなかったら」市場がパニックになると警鐘を鳴らしています。CNBCの2018年12月7日の番組でコメントしました。


なぜなら、ウォール街では12月の利上げは米国経済が正常な状態にあるサインだと受け止められているからだといいます。


もし12月の利上げが取りやめになれば、米国経済に何らかの異変があるというサインになり、市場がパニックに陥るとコメントしています。


また個人投資家に向けては、どちらのケースにも備えよとメッセージを送っています。


と、ジム・クレイマーは自身の番組内でこのようにコメントする事で、FRBに「市場の予想通り上げろよ、上げろよ、サプライズはいらねえぞ」と牽制球を投げているのだと思います。


いずれにせよ来週のFOMCに注目です。





株価が上がるならどちらでも可。

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