FDA、風味付き電子タバコの米国内コンビニ販売を禁止へ

2018年11月15日、米食品医薬品局(FDA)は、風味付き(フレーバー)電子タバコをコンビニエンスストアで販売する事を国内で禁止するとの方針を発表しました。
ロイターが報じました。



"FDA、フレーバー電子タバコの米国内コンビニエンンスストアでの販売禁止へ(ロイター 2018.11.16)"


FDAは今年9月に、フレーバー電子タバコの「販売を禁止するという規制案を検討している」とアナウンスしたばかりでした。
昨日の発表で、「コンビニでの販売を禁止する」と、より具体的に規制の内容を提示した形になります。


電子タバコの若い世代への浸透が問題視されている事が背景にあります。


FDAのトップ、スコット・ゴットリーブ長官は声明の中で以下のように述べています。

「若年層がニコチン中毒となる事を容認することはできない。」


加えてFDAは先週、電子タバコではなく従来の加熱式タバコのうち、メンソールタバコについても販売禁止を「検討している」とアナウンスしたばかりであり、市場ではこちらの続報にも注目が集まっています。



アメリカでフレーバー電子タバコといえばJUUL。
10代を中心にJUULを喫うことを「ジュールする」という言葉が使われるほど浸透しており、社会問題になっているとのこと。


さらにアルトリア・グループ、インペリアル・ブランドも電子タバコを米国内で販売していますが、各社とも

「若年層の喫煙を減らすためのFDAの努力を支持する。」

とコメントしています。


この報道を受け、アルトリア・グループ(MO)が-2.3%、ブリティッシュ・アメリカン・タバコは-2.8%と、下落しています。

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