ジム・クレイマー、原油価格が急落したが投資家は特に心配する必要がない理由を語る

2018年11月8日から9日にかけて原油価格が下落したため、ウォール街に「世界経済の減速」という懸念が広がり、株価上昇の足枷となりました。


しかしジム・クレイマーはCNBCの番組内で、今回の原油価格の下落は特に心配する必要は無いと説明しています。



"原油下落で市場に懸念が広がっているうちに、投資家は優良企業の株を買う準備をしろ(CNBC 2018.11.9)"





原油価格が下落する理由は主に需要と供給の問題で、次の2つのいずれかであるといいます。

  1. 需要が過少(供給を大きく下回った)だから、原油価格が下がった。
  2. 供給が過剰(需要を大きく上回った)だから、原油価格が下がった。

ジム・クレイマーは「今回は2. だ」との見解です。


「今回の原油価格下落は供給過剰が原因だ。これは世界経済の減速の予兆では無い。」

もし今回が1. であれば、経済の減速と解釈できるが、そうではなく2. であるため、経済は順調であり投資家は心配不要だと述べました。


さらに、

「このケースの原油価格下落は、一般消費者と企業の双方にとって大変望ましい。消費者はガソリン安の恩恵を受け、企業は大きなコスト削減が可能だ。」

と伝えています。



それでは個人投資家は当面どのような戦略を取ればは良いのでしょうか。

「原油が下落したからといってポートフォリオをあれこれいじくる必要はない。」


「原油安の原因が供給過剰である限りは、S&P500企業のうち実に90%の企業はその恩恵を受けることになる。」

「市場が原油安でやきもきしている間に、優良株を買い集める準備をしろ。」

原油価格下落に狼狽することなく、淡々と行動しろと投資家にメッセージを送りました。


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