強気の代名詞ジェレミー・シーゲル教授、弱気になる

“債券利回りが今四半期の株式市場にとって重要な課題となる –CNBC 2018.10.4- ”


永遠の強気男ジェレミー・シーゲル教授(ペンシルベニア大学ウォートン校)が、2018年10月4日の引け後テレビ出演し今後の見通しについてコメントしました。


まず米国の株式市場は、引き続き債券利回りの上昇によって試される局面になるといいます。


シーゲル教授は株価形成に最も重要となる要因を2つ挙げています。
1つ目は企業の業績です。

「株価形成に最も重要な要因を2つ挙げます。1つ目は企業の収益、つまり業績です。2018年の企業業績は、はっきり言って素晴らしいの一言です。

しかし、真実をお伝えしましょうか?

その(企業の業績が素晴らしいという)好材料は既に株価に折り込み済みです。


2つ目は金利です。

「10年債利回りは3.187%に上昇し、これは2011年5月以来の最高値圏です。また30年債は2014年10月以来の3.348%に上昇しました。

債券利回りが今四半期の株式市場にとって重要な課題です。」


シーゲル教授は既に強気派から慎重派に転じたと、CNBCは報じています。


2017年末時点のシーゲル教授のS&P500の予想値は、前年比10%またはプラスマイナス0%でした。昨晩の市場が開いた直後の時点(つまり下落前)で、S&P500は+9%に達していました。

「もし年内に中国との貿易摩擦を決着させることができれば、株価にとっては良いニュースになるでしょう。しかしそうでなければ、今四半期に株式が大幅に上昇する可能性は無いと思います。


聞いたかトランプ!貿易問題を解決してくれ。



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